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生徒インタビューレポート 吉原 菜那(112期)

2017/03/21

吉原菜那生徒

小さな幸せというのが本当に嬉しくて、そのためにも頑張っているという感じです

─ガールズケイリンを目指したのはどのようなことですか?
「高校の時にサッカー部に所属していたんですけど、そのサッカー部の2つ下の後輩のお父さんが競輪選手で、それで誘われて、後輩のお父さんのレースを見に行って、その時に風を切って走る姿がすごいなって思ったのがきっかけですね。それまで自転車競技があるってことも知らなくて、競輪という名前でしか聞いたことがなかったので、実際見に行って、こんなにお客さんが集まって、すごい雰囲気の中で走るっていうことが本当にかっこいいなと思いました。それで8月のガールズサマーキャンプも参加させてもらって、初めてそこでブレーキがない自転車に乗ったんですけど、もう本当に怖くて(笑)。でも、経験者の中学生や小学生の子達がすごいスピードで走っていて、最初それに圧倒されたんですけど、ちょっと負けてられんなみたいな感じに思いました(笑)。そこで頑張っていたら楽しくなって、それでもう競輪学校を受けようと決めました」

─師匠はその後輩のお父さん?
「はい。80期の三槻智清さんさんです」

─三槻選手はどんな師匠ですか?
「普段は面白くて、明るくて、見たまんまの柔らかな感じの人なんですけど、練習の時は誠実といいますか、真面目に確実に自分が良くなる方に導いてくださっているという感じで、ちゃんと教えてくれる師匠です」

─自転車経験がないまま競輪学校に入って、学校生活はどうでしたか?
「4月の2週間くらい適性期間があったんですよ。それまで一応進学校に行っていて勉強ばっかりだったので乗る時間もなかったと言ったら大げさですけど、ほとんど初めて乗ったみたいな感じだったので、もう周りについていけなくて大変でした。適性は他に5人くらいいたんですけど、皆は強いし、体力的にも劣る面がいっぱいあったので、もう大丈夫かな?みたいな不安でしたね。けど、2週間の間に1000mのタイムが4秒くらい、200mも1秒くらい上がったので、練習したら、もっと伸びるのかなって思いました。でも、本当にきつかったです(苦笑)」

─今までの学校生活の思い出は?
「イベントも一つ一つそうですけど、日々の生活とかで本当にいろいろあって、もう大変なことのほうが多くて(笑)。その度に皆の絆とかも深まった気もしますし、それで1人1人が集団生活の大切さとか大変さとか、これからガールズケイリンの世界でうまくやっていくためにどうすればいいのかとかを皆で試行錯誤して考えた機会だったと思います。普通の生活の中で、例えばご飯の時に皆で笑ったりだとか、競走の時に『今日の先行よかったね』とか、『次はもうちょっと粘れればいいね』とか、そういう小さな幸せというのが本当に嬉しくて、そのためにも頑張っているという感じですかね」

吉原菜那生徒

皆に恩返ししたいですね

─卒業、デビューが見えてきましたが、今の心境はいかがですか?
「焦りが一番ありますね。冬帰省の時とかスマホとかで先輩たちのレースを観ていたんですけど、この中で自分が走れるかどうかと言ったら、たぶんのまれて終わりだなって思うんですよ、今のままだったら...。だからずっと観て研究しているけど、やっぱり不安というか...。プロになった時のことも考えてレースもちゃんとしていかないとって思っています。今は焦りのほうが大きいです。自分はまだ下の方にいるので、本当に頑張らないと勝てないとは思うので、しっかり頑張っていきます」

─サッカーから自転車、いきなり選手を目指すと言った時はご家族は反対しませんでしたか?
「不思議と『応援するよ』みたいな感じでした。両親とも厳しくて、今まで小さい頃から水泳をずっとやっていて、ソフトボール、フットサル、サッカーとかいろいろやってきたんですけど、反対されることの方が多かったんですよ。唯一、初めて賛成されたのがガールズケイリンでした。本当に『なんで?』って感じでびっくりしましたが、なんでも、祖父が40~50年くらいの競輪ファンだったそうなんです。母方の祖父なんですけど、祖父が自分の子供を男の子が生まれたら競輪選手にしたかったらしいんですけど、残念ながらならなくて、そしたら孫が、しかも女の孫がまさか選手を目指すなんてみたいな感じで(笑)。そしたら母も祖父も頑張れみたいな感じで応援してくれて。全然知らない世界じゃないですか、両親にとっては。最初は『この自転車軽いねー』みたいな感じから始まり、今は応援してくれていますね。だから甘えているところもあるんですけど、やっぱり結構お金もかかっていますので、恩返しを早くしないとかなとは思います。家の出来ることはやって家にもお金を入れて、自分で自立はしたいなとは思っていますね。せっかくここまで応援してもらっているので、両親ともに恩返ししたいです」

─武雄の練習環境はみんな和気あいあいという感じですか?
「そんな感じです、結構。練習グループとかもあるのかわからないんですけど、来た人で『じゃあ、もがきいくか』みたいな感じで、『吉原ついとけ』『はい、ありがとうございます』みたいな感じです。佐々木浩三さんも後ろつかせてもらって、『自分が前で駆けたらもうちょっとガンッと踏み出しがー』とかって、本当に適切なアドバイスをくださったりするので、本当に和気あいあいとして温かい、アットホームな感じですね。本当に仲が良くて温かくて大好きです。本当に良くしていただいているので、恩返ししなくちゃなと思いますね」

─最後にファンにメッセージを。
「ガールズって結構メジャーになってきて、ファンもたくさん増えていると思うんですけど、ファンの皆さんがいるからこそ、自分たち選手が輝けると思っています。自分も車券に貢献できるような選手にもなりたいですし、ファンの皆さんに期待されるような、笑顔で明るく皆さんにも笑顔を届けられるような、勇気とか元気など与えられるような選手になりたいというか、なりますので、応援をよろしくお願いします」

吉原菜那生徒