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生徒インタビューレポート 中野 咲(110期)

2016/03/31

中野咲生徒

ガールズ選手の言葉や自転車に対しての姿勢を見て格好いいと思いました

「スポーツは、テニスを中学校2年生から高校3年生まで5年間くらいやっていて、その前に水泳は小学校2年生か3年生くらいから5年生くらいまでやっていました。水泳は海で溺れない程度くらいの感じでしたけど(笑)。
テニスは小さい頃から好きで、練習もきついんですけど追い込むことがけっこう好きなんで、テニスの試合時間が長くなっても楽しめるというか。楽しみながら戦い合えるっていうスポーツだったので、自分にあっているかなと思ってやっていました」
テニス少女だった中野咲が、ガールズケイリンを知ったのは偶然見ていたテレビがきっかけだったそうだ。
「はじめに石井寛子さんや小林優香さんらが出ていたのをテレビで見て、それから自分でインターネットでガールズケイリンを調べてみたんです。選手の言葉とか行動とか、自転車に対しての姿勢とかを見て格好いいと思ったからやってみたいと思いました。
やろうって決めたのは、適性試験の本当にぎりぎりの8月の終わりくらいに決めて、挑戦しようと思いました。もともとテニスをやっていて、全く自転車とは関係ないんですけど、自分はたぶん持久力はあるほうだと思っていて、その持久力をもしかしたら自転車で活かせるかもしれないと思ったんです」

中野がピストレーサーに乗り始めたのはいつからなのだろう。
「1月くらいに愛知の豊橋競輪場でお世話になって、そこで初めて乗りました。家から豊橋競輪場まで電車で2時間半くらいかかるんで通うのは大変で、たまに行くくらいなんですけど、行った時はお世話になって、同じ愛知の今回生にいる生徒とかも一緒に練習していたので、それで出来ていました。
初めて乗った時はやっぱり普通の自転車と全然違うので、バランス感覚とか、はじめはバックとかが全く踏めなくて、止まるのが本当に大変でした(笑)。慣れるまでに時間がかかったんですけど、乗っていくうちに楽しさがわかってきましたね」

中野咲生徒

今回生は皆がすごく仲がよくて、団結力がありますね

「学校に入って本当にわからないことだらけで、初めてきた時も自転車の組み立てもできないまま不安でしょうがなかったんです。入学してすぐに怪我してしまい、大きな落車で骨も折ってしまったんです...。やっぱり慣れていないこともあったし、まだ自転車に対して必要なことがわかっていなかったし、未熟なところがたくさんあったので、そういうことになってしまったと思いました」
学校に入り立ての不安な時期に落車による骨折、不安も大きかったことだろう。その頃が一番苦しい時期だった? と聞くと、小さい声で肯定した。
「...はい、そうですね。
今は慣れてはきたんですけど、やっぱり競走とか始まって自分の地脚を活かせなかったりとか、出遅れた部分もあって、チャンスがあってもものにできない部分もあったりしたんで、やっぱり技術の面でももっと向上していきたいと思います」

また、適性で入ると前半の乗り込み期がつらいという話をよく聞くが、中野はどうだったのだろうか。
「そうですね。本当に自転車に乗り始めて間もないんで、今では考えられないなっていうくらい、周回も20周くらいですごく息があがったりとか、ロードで1kmサーキットとかに行っても、ちょっとした上りで脚がいっぱいになってしまったりとかして、やっぱり大変でしたね。今はもう大丈夫です(笑)」

競走訓練の課題は?
「はじめの発走機からのスタートが遅いので、最近はスタート意識して、自分でも自主練をしているんですけど、スタートが遅いことで後ろから前に出て行くのがとても大変で、持久力を活かすためにはもっと前々に出て、自分から仕掛けたり、展開していかないといけないと思ったので、一番の課題はダッシュ力をつけることです」

学校生活で一番印象に残った思い出。
「すごいたくさんあるので、選べないかも(笑)。そうですね~、耐久訓練とかは意外ときつかったです。ちょっと油断してたんで、思っていたよりもかなりきつかったけど、でも、登ったあとの達成感はすごくて、みんなやりきった感がすごかったです。きつかったですけど、終わった後は楽しかったなと思いました」
という話を聞いていると、テニスの話でも言っていたが、中野は追い込むことが嫌いではないようだ。
「そうですね(笑)。練習は本当に嫌いではないので、強い選手って練習で200パーセントくらいのエネルギーを注ぐので、本番で100パーセント以上の力が出ると思っているので、だからすごい大事だなって思います」

「仲がいいのは土屋(珠里)さんです。ガールズサマーキャンプからずっと一緒だったので、それからずっと仲がいいんですよ。でも、今回生は皆がすごく仲がよくて、団結力がありますね!」
と110回生の団結力を話してくれた。全員が同じように言うのだから、本当にこの回生の仲のよさがうかがえる。

中野咲生徒

感動を与えられるようなそんな選手になりたいです

中野が目指す選手像とは?
「デビューしたらやっぱりファンの皆さんに一目置かれるというか、この子すごいなって思われるような。本当はどんな場所からでも前に出て自分がレースを動かすっていう選手になりたいんで、そこに重点を置いて、感動を与えられるようなそんな選手になりたいです」

憧れの選手の名前を聞いて納得した。
「やっぱり奥井(迪)さんはすごい先行していて、見ているだけで気持ちが伝わってくるものがあるので、素晴らしいなって思います」
感動を与えられる選手を目指す中野。奥井選手のような気持ちを前面に出した選手を目標に進んでいくだろう。

卒業後は、豊橋でホームバンクになる。
「実家は愛知県の知多半島のほうなんで、たぶん静岡の浜松くらいから行ったほうが近いと思います。街道は行ったことがなくて、家から1時間くらいのところに体育館があって、そこにパワーマックスが置いてあって、そこもたまに行ったりして補っていました。
(卒業後は)一応家から通おうと思っているんですけど、場合によっては近いところに部屋を借りてって考えてます」
学校卒業後に一番大変なのが、練習環境を整えることだろう。しかし、そこが今後を左右することになるので頑張ってほしい。

卒業したらしたいことを聞くと
「美味しいものを食べに行きたいんですけど、やっぱり卒業してからがまだまだ強くなるチャンスなので、自分がもっと強くなる環境を探して練習に励みたいです」
と、真面目な一面がその答えからもうかがえる。

「今、学校生活で結果はまだまだ出ていないんですけど、学校出てから皆さんに応援される、感動を与えてすごいなと思われるような、強い選手になりたいと思うので、応援よろしくお願いします」
じっくり、じっくり自分と向き合って成長していく中野の今後の頑張りに期待したい。

中野咲生徒