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生徒インタビューレポート 中嶋 里美(110期)

2016/03/23

中嶋里美生徒

もう1回何かをやりたいなと思って、ガールズケイリンを見つけました

中嶋里美は、小学校からバレーボールを始めたそうだ。
「高校3年まではちゃんとやっていました。県大会止まりでしたけど。その後、短大の時はちょっとサークル的なところでやって、仕事を始めてからはソフトバレーが多かったです。地元(長野県安曇野市)で盛んだったので」

体を動かすことが好きな中嶋がガールズケイリンを知ったのはいつなのだろうか。
「たまたまロンドンオリンピックくらいの時に、私は普通に事務職とかしていたんですけど、でも、もう1回何かをやりたいなと思って、ロンドンオリンピックのアスリートたちを見て触発されて、色々と探していたんです。それで、まだ1期生の皆さんがデビューする前だったんですけど、たまたまガールズケイリンのホームページを見つけて、自転車競技なんてあるんだって、その時に初めて知ったんです。他にも色々な種目を見たんですけど、自転車なら買えば、その辺で乗れるなって思ったんです。『あぁ、自転車って面白いかもしれない!』と思いました。ガールズサマーキャンプの記事も見つけたので、これに参加してみたいと思ったんですけど、その年は終わっていたので、次の年を待って。その間にロードを買ってみようと思い、ちょっと自分で乗り出しました。
それで、待ちに待ったガールズサマーキャンプに参加したんです。
その時にちょうど奥井迪さんがいらして、同じグループで一緒に練習させてもらったんですけど『何か違うな、すごいな』って思いました。奥井さんはスキーで国体とかで優勝されていて、私にとっては圧巻でした。
ガールズサマーキャンプに行く前に、近くの自転車屋さんに行ったりしていて、そこのお店の方がオフロードをやっている方で、その方に『シクロクロスに出てみたら』って誘ってもらっていて、ガールズサマーキャンプに参加した年に競輪学校を受けようか迷ったんですけど、そっちもやってみてからっていう思いもあって、それで、シクロクロスをやったり、オフロードをちょっとやっていました。そっちはそっちで楽しかったんですけど、でも、登りとかあんまり好きじゃないし(苦笑)、シクロクロスとかは楽しいんですけど、クロスカントリーは登りもあるし、下りは怖かったので、それで、サマーキャンプのトラックの感じが忘れられなくて、楽しかったし、モロに自分で風を切れる、そういうのがあって、迷っていたけど、その時に、たまたま豊橋競輪場のT-GUPの募集を見つけて、いい機会かなと思って、やってみようと思いました。
マウンテンバイクも元オリンピック選手の方もいらして、一緒にやらせてもらって、色々な方から刺激をもらって、本当に自転車を真剣にやりたいなと思って、原点に戻り、ガールズケイリンをやりたいと思ったんです」

それまでの仕事もやめ、豊橋に引っ越し、ガールズケイリンを目指すと思い切った決断をくだした。
「仕事は事務職だったんですけど、縁があって、そこの会社に入ることが出来て、社長とか皆さん、すごくいい人たちで、すごくよくしてもらっていました。建設業だったので、男性ばかりで、本当によくしてもらいました。それで、『やりたいならいいよ』って送り出してくれました」

中嶋里美生徒

先行第一に、訓練で脚をつけたいと思います

学校生活に「けっこう楽しいです」と笑顔で話してくれた中嶋。
楽しい時は?
「お風呂かな。あ、でも、寝る時かな。楽しいですね。身体を動かすのも好きだけど、その分、寝ることも好きなので(笑)」
今は点呼があるから(日曜日の朝も)起きなきゃいけないけど、その、ちょっと、卒業したら8時までずっと寝ていたいっていう欲はあります(笑)。
でも、今も朝練習はやっているので、このまま習慣的に頑張ります。朝は苦手じゃないですからね。
学校は、時間が細かく決まっているので、1日決められた通りに淡々とこなせるし、練習がきちんと出来ますからね、逆に学校を出たら、そこは自分でやらなきゃいけないので、そっちの方が大変だろうなって思います」

学校でのきつかった訓練について聞いてみた。
「校長先生の教場で、男子と一緒に練習するんですけど、私はまだまだダッシュがないので、男子と千切り捲りをやった時に、離れてしまうと練習にはなるけどきつくて、それをぶっ通しで何本かやった時は、本当にきつかったですねぇ。
教場では校長先生が自らバイクで引いてくれたりしています。やっぱり校長先生が言う先行を、私もしたいので、先行のためにはいい訓練だと思います。他のメンバーもすごいので、もっと追い越せるように頑張りたいです」

競走訓練も先行で頑張っているそうだ。
「先行第一に目標でやっているんですけど、なかなか、他の先行するメンバーがいると、前に出られなかったり、色々とあるんですけど、自分の『先行するぞ!』という気持ちだけは負けたくないです。何レースかやっていますが、迷いがあると出られなかったりするので、そういうところをなくして、まずは前に出ることを一番に、今はやりたいと思っています!他の人よりも強い気持ちを持っていないと先行出来ないし、日々、競走訓練を重ねていくと、皆、動きもわかってきて、よりしにくくなるので、訓練で脚をつけたいと思います」

中嶋里美生徒

いつか奥井さんとちゃんと戦える選手になりたいです!

中嶋が目指す選手像とは?
「私の憧れでもある奥井さんのような、真っ向勝負で先行出来る選手になりたいです!
奥井さんと出会ったのは私の中で大きかったですね!なんか、その時は、3、4人別で走らせてもらったりしたんですけど、本当に早くて、その時から圧巻だったんですよ、私にとって。今、競輪学校を受けても、この人と戦うにはまだまだ修行をしてからじゃないとみたいなことを当時思いました。
奥井さんがプロになってから走っている姿もすごい格好いいです。いつか奥井さんとちゃんと戦える選手になりたいです」

豊橋競輪場もT-GUP2期生の中嶋を含む豊橋4人を熱烈に応援してくれている。
「豊橋競輪場でやらせてもらって、縁がなかったら豊橋に行けなかったと思うし、地元の長野は長野で大事ですけど、豊橋も私を育ててくれたところなので、より豊橋競輪場が盛り上がるように、ファンの皆さんの期待に応えられるような選手になります!」

滝沢正光校長の教場に選ばれたのは気合でアピールと中嶋は言っていたのが印象的だった。もちろん、それだけでなく競走スタイル等を見て選ばれていると思うが、その前向きさは中嶋の長所だろう。
「訓練の時は、ちゃんとスイッチを入れ替えて、やる気は負けませんってアピールをしていると思います」
「ちょっと落ち込み気味の時でも、訓練やもがく前になるとちゃんと気合を入れるようにしています」
「声を出せば気合が入るって先生も言っていますし、そんなに出ないしという人もいるかもしれないけど、私は出していくようにします。基本、前向きなんです(笑)。」
と、練習の話を聞いていると、随所にその前向きさがうかがえる。

「先行選手に、先輩方とちゃんと戦って勝てる先行選手になって、デビューして、戦って勝てる選手になりたいと思うので、応援よろしくお願いします」
その前向きさが出た中嶋のレースを見られるのはもうすぐ。ぜひ、注目をしてほしい。

中嶋里美生徒