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生徒インタビューレポート 遠峯 加奈(110期)

2016/02/26

遠峯加奈生徒

乗り込み期で一歩、いや、半歩くらいは進めたと思います

「ガールズケイリンの存在を知ったのは、女子102回生のデビューの時に、群馬の野口諭実可選手が受かったというのを新聞で見て、その時からですね。
それが、(110回生の試験の前に)両親から『試験を受けてみてくれ』みたいに言われて。それで受けてみようかなみたいな話をして、受けてみたら、(適性試験に)受かったので、それならやってみようと思ってたんです」
中学から柔道を始め、高校まで柔道一筋だった遠峯加奈。両親からの薦めが彼女のガールズケイリンを目指したきっかけだそうだ。
「父が、競輪が好きで、群馬には前橋競輪場があるので、小さい頃からよく行っていて、競輪の存在はずっと知っていました。当時は女子はありませんでしたが、102回生からガールズケイリンが始まって、その時から父に目指して欲しいみたいなことをずっと言われていて、頭の中にはガールズケイリンのことは片隅にあったんです。けど、柔道でそれどころじゃないって感じだったんですよね。それが、進路を考える時になったら、出てきたみたいな感じですね。
試験に合格して、それで、やってみようって感じでチャレンジしました」

そこまでトントン拍子に進んだが、そこからは大変なことの連続だった。
「最初にピスト乗った時はもう...大変でした(苦笑)。ママチャリなら乗ったことがあるんですけど、全然仕組みが違って、もうブレーキがないってところで『えっ!?これ降りられるのかな?』みたいな(笑)。最初に乗った時は、絶対に何かにつかまってないと降りられなかったけど、そこから徐々に、本当に少しづつの進歩している感じです。
学校に入る前は軽く乗っていただけで、事前研修を受けた時に、これはヤバいてなって、これは学校に入って死んじゃうかも!って感じでした(笑)。
学校の最初の乗り込み期では、『私は生きているかな?夏まで生きていられるだろうか?』って思いましたね(笑)。
乗り込み期はもうつらかったです。まだ自転車に慣れていないのに、すごい距離を乗って、もうクタクタになって、脚がパンパンで、そんな毎日で、ケアなんて間に合わないよみたいな感じで過ごしていました(笑)。乗りきれて本当によかったです(笑)。でも、それでちょっとは慣れたというか、ちょっとは頑張れたかな。あれで、一歩、いや、半歩くらいは進めたと思います」
今は、競輪選手として少しずつ成長をしている最中だ。

遠峯加奈生徒

練習はつらいんですけど、宿舎には皆がいるので気が休まります

「競輪学校は、つらいと聞いていたんですけど、110回生の皆はいい人なので、練習はつらいんですけど宿舎の中では落ち着くっていうか、気が休まるっていう感じです。訓練を頑張れば、ここでリラックスできるって感じですね」

「まずは自転車に慣れるってことは一番大事だし、皆に負けないくらい、ちゃんとついていけるように頑張っています」
遠峯が競走訓練で心がけていることはどのようなものだろうか?
「自分のレースをしたいんですけど、それにいきついてないので、自分のレースを出来るように競走訓練を1つ、1つ真剣に臨んでいきたいと思っています」
遠峯の目指すレースとは?
「自分がレースの中で動きを見せて、自分から動いていけるレースがしたいと思うんですけど、まだまだ出来ていないので、もっともっと頑張らなくちゃいけないと思います。
まだまだ、やっていること全部があぁーっていっぱいいっぱいになってしまいますけど(苦笑)、持久力とかダッシュとか、そのあたりを、全部が私には足りてないって思うので、まず全部の底上げをしていきたいですね」

今まで打ち込んできた柔道が役に立っていることもあるのではないだろうか。
「パワーとかですかね。あと、トレーニング、体育の授業もあるので、そこではちょっとは役立っていると思います」
勝負に対する姿勢も役に立ちそうだ。
「競走訓練をやっていて、競走訓練の前の気合の入れ方はちょっと似ているかもしれないですね。柔道も、練習は長いけど、試合は一瞬で勝負がついてしまうので、それは何か似ているかもしれないですね」

遠峯加奈生徒

まだまだ未熟なんですが、デビューに向けて頑張っていきたいと思っています

遠峯の師匠は手島至誠選手だそうだ。
「師匠には、学校であったことを公衆電話で伝えるんですが、今、悩んでいるところとかを相談するとアドバイスをくれるので、本当に頭があがりません」

趣味は?
「漫画とか本とか読むのは好きですね。だから、学校で、書店が土曜日の午後しか来ないのが耐えられないというか、そういうのが足りてないです(笑)。もう、手元にあるのを何回も読み返して、『あぁ、新しいのが読みたい』って思いながら(笑)、足りないです~(笑)」

デビューしたら、どんな選手を目指したいのか、気になる。
「ある程度の存在感のある選手になっていきたいです」
そのためには、レースでいい勝負していかないといけないが、今から先輩たちのレースは見ているのだろうか?
「皆で、部屋のテレビとかで、レースが見れる時は、皆でわーって言いながらレース見て、「『この人が動いたから、こうなったね』とか『いけ、いけー』とか、色々とレースの展開だとか研究していますね」

デビューに向けて、不安なところもあるだろう。
「やっぱり先輩選手は、レースの数をこなしているし、展開をわかっているので、デビューして、その中に入るっていうのが怖いですね...。レース前の空気に耐えられないんじゃないかなって...思います。きっと、その時になれば大丈夫だとは思いたいですけど...」

メンタル面の強さは?
「あんまり強くないんですよ。見かけによらず弱いんです、柔道の時も蚤の心臓って言われたりしてました。でも、それは、だんだん人間の心臓大に近づいていると思うので、デビューする時には鋼の心臓を持ちたいですね!
いい緊張が出来ればいいんですけどね。柔道の時も、いい緊張ができていた時はスっと試合に出れるんですけど、変な緊張の時は試合に出てもずっと宙に浮いているような、なんかいつも通りじゃない感じになっちゃうので、いい緊張にもっていってレースが出来たらいいなって思います」

「まだまだ未熟なんですが、皆さんからの応援したくなるような、ファンの人がついてくれるような選手になれるように、デビューに向けて頑張っていきたいと思っています。応援よろしくお願いします」
目指す存在感ある選手になるためには、今は成長し続けていくしかない。一歩ずつ成長していく遠峯が楽しみだ。

遠峯加奈生徒