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生徒インタビューレポート 荒川 ひかり(110期)

2016/01/22

荒川ひかり生徒

競輪選手みたいだねという一言がガールズ選手になったきっかけです。

ガールズケイリンを知ったのはどうして?
「高校時代は陸上部だったのですが、その陸上部の顧問の先生から、私がスタートが得意だったりとか、お尻が結構大きくて、というところから競輪選手みたいだねと言われ、本当にその一言だけで、家に帰ってみてちょっと気になって調べてみました。そしたら、ガールズケイリンが何年か前に始まったばっかりだという話を聞いて、もしかしたらプロになれるかなみたいな。結構運動神経とかいい方だったですし、運動系の職業に就きたいと思っていたのでプロになれたら良いなと思って。って感じですね」

男子の競輪でも高校時代に陸上競技をやっていた選手は多い。

「陸上は結構長くて、小学校ぐらいの時からずっとやっていました。小学校、中学校の時は、クラブに入っていたわけではないんですけど、大会だけは絶対出て、あとは自主練でという形で、個人的に趣味みたいな感じで好きでやって、好きで走っていたのですが、高校はちゃんと部に入りたいなと思って陸上部に入って。短距離と槍投げをやっていました。」

短距離は自転車に必要な脚の回転数が鍛えられる。槍投げはどうだろうか。
「意外と見かけによらず上半身が強いっていうのは今もあって。高校のとき、槍投げで上半身のウエイトもやるので、体育のテストとかにウエイトやるときには結構役立っているな、やっててよかったなと思っています。」
自転車は上半身の力も重要なのだ。

荒川生徒の所属は茨城。師匠は?と聞くと。
「宮本秀人さん(茨城54期・引退)です。知り合ったきっかけはちょっと複雑なのですが、前の師匠がいらっしゃって、その方の引き継ぎみたいな形で今の師匠についていただきました。
師匠には周回で死んでも千切れるなと言われているんですけど、一回、二回は千切れちゃっていて、集中していたんですけど、その気持ちが大事だと初帰省の時、言われて、もう千切れないようにと思っています。
陸上時代も400m以上は全然ダメで短い距離だけずっとやっていて、マラソンとかもあまり得意ではなかったんです。一応陸上部だったので、普通より走るのに慣れていると思うんですけど、ロードから来た方もいるのでそういう人たちに付いていくのはちょっとまだ全然脚が足りないと思っています。」

荒川ひかり生徒

自転車のスピードに魅力を感じました。

初めてレーサーに乗る時の恐怖などはどのように感じたのだろうか。
「今までは普通のママチャリも使わないような生活をしていたので、まずは本当に乗り方から、道路を自転車で走ることから教えていただいたりしていました。乗った感じは、ちょっと漕いだだけですごい進むので、それはすごく楽しかったです。
陸上競技は走っても、風を感じるまで走るは、相当スピードを出さなければいけなくて、そういうのを経験しているので、自転車のスピードは魅力的でした。」
レーサーで走ることに目覚めたのだ。

学校に入ってからもう半年以上経つが、学校での生活を聞くと。
「そうですね、楽しいところは、たぶんみんなそうだと思うんですが、練習終わった後に宿舎でみんなとワイワイすることですね。それと競走訓練が始まって、1着取れたときは嬉しいし、次のレースどうしようかなとか考えるのが楽しかったりとか、登坂トーナメントで1位を獲ったんですけど、最後の決勝の時は、ちゃんと車番のユニホームを着用して出たのがすごくワクワクして、走る前から楽しいなと思ってやっていました。」

登坂で強い生徒はデビュー後、強くなると言われているが。
「いや、私は聞いてないんですけど、でも、地元に帰ってから、地元の選手とかで、登坂を獲った生徒は結構すごいって言われて。でも本当にそんなレベルになっていないと思うので、もっと頑張らければいけないんですけど。」

語尾が歯切れが悪いが?
「私は長い距離がすごく苦手で、本当に短い距離しかできなくて。でもそれを活かして競走訓練をやるのが楽しいというか。もちろん長い距離を踏める脚もつけなくてはいけないんですけど、展開とか追走するのも割と得意なので、あと短い距離ができるのをそれを武器にして、考えながらやっています。やっぱり長い距離が得意な生徒には、先行でずっと1着を獲ることはできないので考えながらやっていこうかなって思っていますね。」

荒川ひかり生徒

長い距離を乗り込むのは本当に苦手です。

長い距離が苦手だと、学校の乗り込み期は非常にきつい。そこはどのように乗り越えたのだろう?
「辛かったです!それが辛いことです!それです!周回とか、とにかくどの練習にもアップでやらなきゃいけないので、入学当初の方は2、3回千切れたりしていました。千切れるとそのあとにフライング1000mを一人で行うのですが、それが本当に辛くて。サーキット系の練習もあんまり得意ではなくて、いまも後半の方で、はぁはぁぜぃぜぃしながらやっているんですけど。
競走訓練やったら生き生きとしています!
極端にそんな感じで。周回とかだと一番下かビリから2番目でやっているんですけど、スタートの発走機練習だと前にこいって言われて、一番前か2番目でやってて。ギャップが本当にすごくて。荒川ここにいる!とか言われて、後ろとか言われています。」
学校では各種目を行う時は強い生徒からスタートする。荒川はそれが極端なのだ。

考えずに闇雲に競走をする生徒は伸び悩む。次をどうしようと考えるのは選手に向いている。
「でも着に絡めないときは結構落ち込んでしまったりとかするんですけど。今のままだと1着を取れる選手とかではなくて、どうにか車券に絡める程度の選手になるんだなと思うとそれがまだまだ頑張らなくてはならないなと思います。」

目標とする選手像とかスタイルはあるのだろうか。
「先行とか言えたらカッコいいんですけど、でもたぶん追い込み選手ですね。ギリギリまで強い人の後ろ、それも見分けながら、追走して最後に一気に全力で抜く。0のスピードから極限ぐらいに上げるスピードは凄く速いと言われているので、そこで一気に抜かせるような選手になりたいですね。確実に3着以内に入れるようにしたいです。1着を必ず取るとは言い切れないので、車券には毎回絡める買っておけばいいぞと思われるようなです。スタイルとしてはあまり消極的って見られてしまうかもしれないですけど、3着以内に入れる選手です。」
先行が得意な選手もいれば追い込みが得意な選手もいる。自分の持ち味を存分に出せる選手になるのは良いこと。

しかし、追い込みになるとしても位置を獲らなくてはならない。それには何回も踏める脚が必要だがその辺はどうなのだろう?
「せめて600mぐらい持つ脚を付けて置かなければと思っています。今、先行している意味は、追走して追走して、その追走もつらいぐらい先行がすごい強い人がいるので、そういう人と当たると自分が全然で、もっと頑張らなきゃなっていう時があるので、その脚を付けるためです。競走訓練が始まってからすごくそう思うようになりました。
林真奈美さんが強くて、私が真奈美さんから1着を獲った時も真奈美さんの後ろについて行って、それでも千切れそうだったけどとにかく喰らいついて、とにかく勝ったって感じだったので。本当によだれが出るぐらい辛かったです。」

荒川ひかり生徒

得意のダッシュでスタートを取りにいきます。

その時の位置取りを聞いた。林生徒の後ろを狙って行ったのだろうか?
「そうです。短い距離は得意なんでスタートだけは結構自在に好きなところに入れるのが強みですし、ガールズはスタートを取れと言われていますので。」
スタートが速いというのは典型的なダッシュタイプである。外枠からでも得意の脚を発揮できるのは強みだろう。

学校での目標はどこに定めているのだろうか。
「次の記録会で色帽をとることです。長い距離が苦手で、2000mなどのタイムが出ないので。普通に行けば黒帽は取れるタイムは出ていると思うので、それ以上にいきたいです。いつも200mも400mも5番くらいなんですけど、とにかく2、3番くらいになりたいなと思って、短い距離だけでも1番を目指します。1000mと2000mは我慢して、出来る限り自己ベストを目指したいですね。」

卒業記念レースに向けてはどのように考えているのだろう。
「とりあえず決勝には、どうにかして乗りたいですね。その後は今後の練習次第だなと思います。今は卒業記念で優勝するという目標はちょっと高すぎる気がするので、ちょっともっと頑張らなきゃなという気持ちはしています。でもやっぱりせっかくなら一番は獲りたいという気持ちもあります。」

デビューについては?
「あまりまだ信じられない感じなんですけど、とにかくこの期の中で上位に食い込んで、1番にでもならない限り、先輩回生とか戦ってその中で勝つというのはたぶんできないと思うので、如何にこの期の中でみんなを蹴落としていくというか、どうにかして勝つか、という事を考えています。」

自己判断でのメンタルの強さをきくと。
「人にもあまり言わないんですけど、内心では結構自信家で、絶対勝つとか結構思っています。そこまで高い目標は掲げてなくても、でも内心ではいけると思っています。」
密かな闘志が大きく燃えている。

荒川生徒の趣味を聞いてみた。
「趣味と言われると難しくて、特に趣味って呼べるのは無いんですけど、休みの日もずっと家で寝てたりしてたので、今後、競輪学校を出てから、趣味を作るかとかという話なんですけど、お金に余裕が出てきてから、お金のかかることをやってみたい、してみたいなと思っています。
あと、デビューしたら全国を転々と出来るので、旅行気分で色々なところを回ってもいいかなと思っています。」
今は練習、そしてプロになって稼ぐことが先決だ。

ファンにメッセージをもらった。
「車券に必ず絡めるような選手になっていきたいと思うので、どうか応援よろしくお願いします。応援してくれて下さる方々がたくさんいらっしゃるので、その方たちの期待に応えられるように頑張っていきたいと思います。」

荒川ひかり生徒