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生徒インタビューレポート 佐藤 友香(110期)

2015/11/26

佐藤 友香生徒

初めてバンクを走った時はすごく緊張してガチガチでした

ずっと陸上をしてきた佐藤友香がガールズケイリンに出会ったのは偶然の重なり合いだった。
「膝の手術をするために1年くらい京都にいたんですけど、その京都にいた時にお世話なっていた御家族が競輪選手の藪謙治さんで、『やってみたら』って言われたのがきっかけでした。
その時はまだちょっと......、選手なるには一歩踏み出せずにいたんですけど、青森に戻ってきて、ウエイトトレーニングをしていた時に伊藤大志さんに声を掛けられて、『やってみないか』と言われたんです。それで『バンクを走ってみたいです』って伝えたら、伊藤さんがすぐに手配をしてくれて、そこからトントン拍子にことが進んでいきました。
初めての時はロードのバイクでバンクに入ったんですけど、(ペダルに)足がくっついている自転車で初めてバンクで乗るので、すごく緊張してガチガチでしたね。今はフッて入れますけど初めの時はすごく緊張しながらでした(笑)」

その後、伊藤大志の弟子入りし、ガールズケイリンを目指した。
師匠の伊藤からアドバイスはどんなだろうか。
「学校ではそれなりに練習してきてというか、そこまで細かくはないですね。卒業して、デビューするまでの間にみっちり地元で頑張れ、それまでは学校でしっかり地盤を築いておいでみたいな感じで言われています」

佐藤 友香生徒

皆でアイスを食べたり、同じような興味がある子たちと話をしたりする時間が楽しいですね

学校生活というものから離れて久しかったという佐藤だが、競輪学校生活には慣れただろうか。
「初めの頃に比べれば、だいぶリズムも取れてきているんですけど、やっぱり色々と制限があったり、それなりに年なので(笑)、身体のケアの時間をちゃんと出来ない時もあるし、だるくてやらない時も出てきてしまって、うーん、万全を期して練習に挑むって形にはなかなか出来ていないので、ムリのないように、なるべく継続して気をつけて出来るようにしています」
自分の時間が取り難い学校生活では難しいところもあるだろう。
「(時間は)あるあると言われているんですけど、でも、階段を登ったり降りたりするだけで時間をけっこう取られますね(笑)、4階まで行ってとかなんて大変。
テストから離れてだいぶ経つので勉強もしないといけないですからね」
女子は4階に部屋があり、もちろんエレベーターのない宿舎では当然階段の上り下りになるが、これがけっこう大変なのだそうだ。

そんな中、佐藤にとって楽しいことは?
「皆でアイスを食べたりとか、同じような興味がある子たちと話をしたりして、少ない自由時間を過ごしたりするのは楽しいですね」
逆に、不安は勉強のことだそうだ。
「卒業するにあたって、テストがあるので......、勉強の方が不安です(苦笑)。
マークシート式とか資格のテストは何回か受けているんですけど、設問を解いてとかは最近ないので、時間制限もあるし、もともと苦手なところですし、前からちょっとずつはやっているんですけど......」
と、苦手だといいながら勉強も頑張っているようだ。
「でも、そこも別で、向き不向きがあるというか、時間を使ったからと言って身になっているかというと......どうだろう......、いや、そこは頑張ります」

インタビューをしていて所々に感じたのだが、弱気な発言がたまに目立つ。
「性格は、基本はネガティブですね(苦笑)。しっかり地固めしていかないとダメなんですけど、まだ、地固めが出来ていないし、ベースもまだまだだと思います」

佐藤の趣味はなんだろうか?
「野菜を作ったりするのが好きですね、趣味をちょっと越えるくらいというか、今はまだまだ趣味の段階ですかね。あとはガラス細工を作ったりとかもしていました。あとはテレビを見たりとか漫画を読んだりとかでしたね」
動く時は思いっ切り動く、休む時はじっくり休むというのは佐藤らしいように感じられた。

佐藤 友香生徒

お客さんの期待を裏切らないような走りが出来るように頑張っていきます

前半の練習では乗り込み中心だったが、適性入学の佐藤には苦しい練習だったそうだ。
「長い時間動いているという練習はしたことがなかったので、そういうのは大変でしたね。自転車はパッと降りて水を飲むとか出来ないので、乗っている間は補給出来ないし、もともとエネルギーの使い方も違うので、前半の頃は特に身体がいっぱいいっぱいな感じでした。気持ちも苦しくなってくるんですけど、頑張ろうっていう気持ちはあるけど身体が動かなくなってきたりというのはありました。
でも、大変な練習はけっこう忘れちゃったりする方なので(笑)、過ぎちゃえばいいかなって感じです」

では、逆に記憶に残っている練習が気になるところだ。
「うーん、適性だけの事前研修はそれなりに大変だったけど、でも、皆で笑いながらやっていましたね。
あとは、前半では周回も千切れてばかりだったので、後ろの人に迷惑をかけっぱなしでした。普通は一番後ろの人が離れていくことが多いんですけど、私の場合は途中で脚がいっぱいになって、真ん中らへんで中切れしちゃって、そうすると後ろの人がぐーっと追い上げないといけないので、本当に迷惑をかけました。今も離れたりしますけど、だいぶ減ってきました」

後半からは競走訓練も始まっている。
「私はまだまだ持久力をつけないといけないので、そういう意味でも体力をつけつつ、レースを走れるような色んな感覚とか技術を身につけていかないとダメだと思っています。そこは得点とかにも出てしまうので頑張りたいですね。やっぱり人の後ろについていると楽ですし、でも、そればっかりじゃ技術も体力もつかないし、なので、しっかり考えて乗っていかないとダメだと思っています」

デビューしたら、佐藤はどんな選手を目指していくのだろうか。
「まだ競走訓練が始まったばっかりで、今はもう必死にやっているだけなんで、まだ、どういう戦法が取れるかとか見えてないですね。でも、やっぱり競走にちゃんと参加して、買ってくれるお客さんの期待を裏切らないような走りがちゃんと出来るように、弱い部分も強い部分も頑張っていけたらと思います。
今は卒業に向けて、苦手な部分を補っていきたいと思います。卒業して、しっかりデビューに向けて、自分の走りを見つけられるように頑張っていきたいと思いますので、よろしくお願いします」
自分を見つめ、不安や苦手と戦う佐藤。彼女が学校で何をつかみ、どんな選手になるのか楽しみだ。

佐藤 友香生徒