プロデビューを目指す競輪学校生徒サイト

生徒インタビューレポート 三宅 玲奈(108期)

2015/03/09

三宅玲奈選手

姉はライバルで、一緒に頑張れる存在ですね

「高校の自転車部に入る前から自転車をしていたんです。自転車競技を始めた頃に、ちょうどガールズケイリン1期生がデビューして、それで、2期生に姉(三宅愛梨)が入って、姉が出来るなら私もやろうかなって思いました(笑)。
スポーツ歴は、小学校の時に空手をやっていました。自転車は小学校6年生から乗っていたけど、本格的に始めたのは中学校2年生からですね。上から2番目のお兄ちゃんが始めて、それを追うような感じでやっていたけど、最初は兄弟皆がやっていたけど、兄たちは普通に就職して、残ったのは私と愛梨でした(笑)」
三宅玲奈は9人兄弟の6番目。姉の愛梨選手と一緒に競技大会にも出場していた。
「絶対に負けたくないって気持ちでした。高校の時に一緒に競技をしていて、同じ試合にも何回も出ていて、負けた時とかすっごく悔しくて・・・。最初の時、自分は中学3年で、それなりに結果も残していて、姉と同じ試合の時は全くしゃべらなかったです(笑)。負けん気が強かったですね」
普段は愛梨選手のことは何と呼んでいるのだろうか。
「いつもはアイかアイリかな。ずっとアイちゃんって呼んでいたんですけど、周りからみたら友達に見られますね。身長も同じだし、体型が違うだけで(笑)」
お姉ちゃんを通して、ガールズケイリンはどう見えるか聞くと
「一言でいうと大変だなって思います」
と簡潔に返ってきた。その中で姉という味方がいるのは強みではないだろうか。
「でも、姉の性格がうらやましいです」
確かに繊細な三宅に比べると、愛梨選手は豪快なイメージがあるかもしれない。

夢はやはり姉と同じレースを走ること。
「特別レースは、9人の枠に入れば同じレースを走れるから、2人で頑張らないといけないですね。お互いにライバルだし、一緒に頑張ろうっていう感じですね!姉は一番相談出来る存在です」

三宅玲奈選手

競走は常に積極的!を目指して走っています

学校生活はどんな感じで過ごしているのだろうか?
「楽しいけど疲れます(笑)。ちょっと人が多くて疲れちゃいます。人ごみとかそういうのがダメなんです。兄弟は多いんですけど、でも、人が多いところは疲れちゃうみたいです。学校では自分は一番年下なので、すごい気を使うのもあるりますね」

一番楽しい時間は?
「私は本を読むのが好きなので、土曜日に本屋さんが来て、そこで買ったりして、1人で読むのが好きですね。
日曜日は、1人で散歩したり、本を読むか、練習するか、外出しています。外出といっても皆とじゃなく、1人で温泉に行ってみたりしています(笑)」
小さい頃から1人が好きだったのだろうか?
「遊ぶ方が好きだったけど、でも、昔から本を読むのが好きでした。集中して何かをしているのが好きみたいです。皆でワイワイするのも好きなんですけど、1人が好きです」

練習はどんな感じ?
「最初から充実した練習が出来ていて、1回休学したりして、ちょっとしんどかったところもあるんですけど、でも、やっぱり練習相手がいることは充実していますね。地元だと姉か師匠という感じで練習しているので、女子だけで練習出来る環境はやはり充実していますね」

競走訓練は何を目指して走っているのか。
「自分のレースが出来ない時もあるんですけど、積極的に行くっていうことですね。今、T教場なんですけど、『常に積極的に!』って言われているので」
108回生の中でもトップ生徒を集めたT教場の教えは、どんな教えなのだろうか?
「頂点を目指す教場ということで、男子と練習するんですけど、常に気持ちは高く持って、負けないって気持ちで臨めって言われています。
練習にすごく集中できるし、充実しています。学校で男子につくというのはなかなかないことなので、練習の強度も違いますからね。校長先生が見てくれるので、自分の欠点を常に見てもらえて、アドバイスをもらえます。
課題は、最初の2、3歩のダッシュはいいと言われるんですけど、その後が伸びないと言われるので、第1回トーナメントの予選、決勝戦も最初はいいけど、すぐにカマしてこられるのが一番の欠点だと思うので、そこをトップスピードをもっと上げていきたいですね。
尾崎(睦)さんとか児玉(碧衣)さんは後が伸びるので、それに対応するには自分ももっと後伸びがないと逃げ切りは難しいと思うので」

やはり先行が基本なのだそうだ。
「先行で逃げ切りが出来れば、捲りにいくことも出来るので、まずは先行を課題としてやっています」
もし捲る時は展開か、狙っていくのか?
「先行したくても、打鐘がなってから、後1周は自分が前にいるけど、児玉さんや尾崎さんはカマしてくるから、自分が後ろになっちゃうんですよね。それでもう一度つければ捲りにいくことも可能かなって、切り替えれば」
その切り替えは早い?
「自分が行こうって迷っちゃった時は一回踏みやめて、つけられるんですけど、でも、今回の決勝のように合わせていきたいってなると、最初で脚を使っちゃって、離れちゃったんで、そこをそれでもついていけるように出来れば勝てると思うので。児玉さんが同じ年なので、置いていかれないようにしたいと思っています」

学校で一番苦しかったことを聞くと
「一番つらかったのは練習に出られない時期でした・・・。練習を見ているだけっていうのは・・・つらかった・・・・・・。うーん、泣きそう・・・」
と言うと、じわりと三宅の目に涙が浮かんできた。その時の苦しさと悔しさはまだ胸に横たわっている。

三宅玲奈選手

デビューに向けて、まだまだ脚が足らないから、強くなっていかないといけないです

デビューしたら、どんな選手を目指すのだろうか。
「デビューしても積極的な選手になりたいです。学校だけのレースじゃなくて、それを通じて、積極的なレースをしていければいいなと思います」
今は、デビュー後を考えての競走をしているそうだ。
「はい。最後までついていって、捲ることは簡単なんですけど、経験をたくさんしたら強くなれると思うので。まずは前を取っていかないと、自分の展開にも持ち込めないですからね。
デビューに向けて、まだまだ脚が足らないから、強くなっていかないといけないです」

期待されている分、プレッシャーになるだろうが、メンタルは強い?
「全然(苦笑)」
と言うが、根性はある。
「いや、根性だけですよ。重圧にはつぶされちゃいます(笑)」
と、強さに比例せず本人は強気になれないそうだ。
ファンにメッセージを聞くと、また少し弱気なコメントが返ってきた。
「ファンなんていないですよ。弟くらいかな~」
しかし、その力とまっすぐ自転車に向き合う姿にファンがつかないはずがない。
「しっかり強くなって卒業して、デビュー戦で結果を残せるように頑張っていきたいです!」
未来のファンに向けて、しっかり強くなった姿を見せてほしい。

三宅玲奈選手