プロデビューを目指す競輪学校生徒サイト

生徒インタビューレポート 日野 友葵(108期)

2015/03/16

日野友葵選手

父も選手を目指していて、自分が高校入る時にガールズケイリンが始まったのは運命ですね

中学3年の終わりに、父親の影響で自転車を始めた日野友葵。
「もともとロードをちょっとやっていて、弟2人とも一緒にやっていて、お父さんが監督みたいな感じでやっていました。それで、高校に自転車部があるところに行くか迷っていた時に、行くか迷っていた高校の先生にガールズケイリンがあるという話を聞いて、『そうなんだ』って知りました。結局、その高校には行かなかったんですけど、高校時代、進路はずっと競輪学校って感じでした」

「最初はチームに入らないでやっていたんですけど、高校の最後の方はボンシャンス飯田という実業団のチームに入っていました。トラックチームには、深谷(知広)さん等がいてすごく強いです(笑)。そのロードチームの方にずっといたんです」
師匠になった宇根秀俊選手ともボンシャンス飯田のチームで出会った。
「宇根さんはボンシャンスで顔見知りだったんです。それで本格的に見てもらうようになったのが、高2の終わりくらい、学校を受けるってなってから、師匠になってもらいました」

ハキハキとインタビューに答える日野、性格を聞くと、笑いながら考えはじめた。
「自分の性格を言うと、うーん、真面目って言っておきます(笑)。基本は明るい方だと思います。
その『真面目』ということを、108回生の皆には『それは仮面をかぶっているんだ』って言われます(笑)。根が真面目ってことにしておいてください(笑)」

そのような日野の趣味は?
「漫画を読むのは好きです」
漫画好きでロード好き、インドアとアウトドア、どちらの面ももっている。
「基本は身体を動かすことが好きなんですよ。けど、ゴロゴロして本を読むのも好きですね。
中学生の時はバスケをしていました。ちょっと弱かったんですけど、でも、基礎体力がつきました。小さい頃から身体を動かすことが好きで、小さい時は外で鬼ごっことか好きでした。もう真っ黒な子どもでしたね。
運動は好きだけど、ちょっとずつ動きがおかしいって言われます(笑)。周りの人に『運動が出来そう』って言われるんですけど、意外とそうでもなくて、『あれ?』みたいに言われる(笑)。持久走とか得意ですけど、50m走とか遅くて、高3でやっと8秒台になりました。短距離のランニングは苦手です。体育でバレーをやっていても『お前のジャンプの高さはヤクルト並だな』って(笑)。でも、動くのは好きです」

活発な日野、ショートカットもよく似合うが、もともとショートカットだったそうだ。
「学校に入る前からずっとショートでした。もう高校からずっとショートです。でも、入学式の時は人生で一番短くしてきました。もう、お父さんに『坊主頭にしていけ』って言われました(笑)、さすがに坊主頭はムリって言っていたんですけどね。でも、坊主頭って今は学校ではダメなんですよ(笑)」

娘に坊主頭を推奨する日野のお父さんとはどんな人なのだろうか?
「熱心ですね。お父さんが昔、趣味で自転車に乗っていて、それで、競輪選手になりたかったらしいですけど、でも、その時は年齢制限があって、それに引っかかるぐらいだったそうで、で、なれなかったそうなんです。それで、私がうまいこと育てられました(笑)」
だが、ちょうど日野が目指す時に始まったのは何か縁のようなものを感じる。
「はい、運命ですね。弟も自転車をやっているので、選手になれたらもっといいなと思っています」

日野友葵選手

走っていて、やりたいことに迷いが出てしまうと焦ったりしますね

「学校で一番印象に残っているのは、体育祭はすごく楽しかったです。出し物でマジックをしたら1位になったので!」
体育祭の出し物とは、赤組、白組、黒組の男女別の6組が、各班の考えた芸をすること。モノマネ、コント、ダンスと色々あるが、その中で日野たちのチームは、魔女の仮装で手品をした。これが6組中で一番の高得点を出した。
「当直にマジックの上手い小林信太郎先生がいらっしゃるので、皆で弟子入りをして、ずっと練習しました。これはどうやったら上手く見せられるかとか、皆に見られないようにカーテンで隠して、5人で『どう? 上手くなってない』って見せ合ったりして、練習しました。おかげで1位になれました!」

競走訓練はどうだろうか?
「まだ1着が取れてないし、・・・全然、自分で動けてないので。うーん、強い人の後ろになったりもするけど、そこから出られなかったりとか、もっと自分から動けた方がいいんですけど・・・。行こうと思って動けないのもあるし、自分で行った時に合わされるというか、出られずに下がってしまったりするっというのがありますね」
先生方からアドバイスは?
「パワーが足らないから、パワーマックスをもっとやるようにとか言われます。あとは上半身が弱いので、ウエイトトレーニングですね。入学した時は30kgのベンチプレスが上がらなかったんです(苦笑)。今は10回ちゃんと上がるし、少しづつ重くはしています」

競走中は周りの人の動きは見えている?
「なんとなくは見えているんですけど、焦ってしまう時は前々しか見られなくて、全然ダメだったりとか」
では、焦るのはどんな時か?
「これをやりたいなと思って臨むけど、後方に置かれたりとか、そうなると、?って、とりあえずあがってみるけどとかだったり、後方のままだったりとか、やりたいことに迷いが出ちゃうと焦ったりします」

競走のことになると少し口が重くなるのは、思った結果が出せずに弱気になっているからだろうか。
「少し、はい・・・、思ったようにいっていないからだなって思います・・・。弱気な発言はよくないんですけど、言ってしまったら、そうなっちゃうんで!
今の自分の成績だとガールズの中でもギリギリになってしまうと思うので、もっと強くならなきゃいけないなと思うんですけど。卒業してから、デビューまで頑張ります。いえっ、今から頑張ります!」

日野友葵選手

自分も変わらないといけないと思います

「デビュー後は、自在に動ける選手になりたいです」
が、目標だが、本当の憧れは別にある。
「見ていて格好いいなと思うのは奥井(迪)さんが格好いいです。加瀬(加奈子)さんも先行しているところが格好いいです。いつも『格好いいな』って思ってテレビ見ています。やっぱり先行が格好いいなと思うんですけど、自分の脚じゃ、まだちょっと・・・。目標は先行したい気持ちがあるので、どんどん脚をつけて走りたいと思います」

卒業後の練習地になる愛媛の練習環境はどうなのか聞いてみた。
「家からバンクがちょっと遠いくらいで、あとは、師匠も練習してくれるし、すごくいい環境です。帰省中も師匠や姉弟子の宮安(理紗)さんと一緒にしたりしました。宮安さんはどんどん強くなっていますね。プロとして、意識がどんどん変わっているって感じです。なので、自分も変わらないといけないなって思います」

「これからもっと脚をつけて、皆さんに満足してもらえるように、期待に応えられるように頑張りますので、応援よろしくお願いします!」
日野自身が言っている通り、弱気な発言が弱気な自分を引き寄せる。基本はポジティブな日野、だからこそ強い自分を引き寄せて、どんどん進化していってほしい。

日野友葵選手