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生徒インタビューレポート 児玉 碧衣(108期)

2015/01/13

児玉 碧衣選手

自転車は最初怖かったけど、慣れると面白かったです

「小さい頃は、うーん、お調子もの?(笑)1回外に出ると帰ってこない子だったみたいで、捜索願を出されて、小さい頃にパトカーに2、3回乗りましたよ(笑)」

小さい頃から快活だった児玉碧衣。小学校3年生からバレーボールを始め、高校3年生まで続けた。そのようなバレーボール少女だった児玉がガールズケイリンを知ったのは母がきっかけだった。
「母がパソコンと向き合う仕事なので、ガールズケイリンが始まったというニュースを見たんです。その時に自分が大学行くとか何をしたいとか決まっていなかったから、母から『ガールズケイリンが始まったよ』って教えてもらって、それで自分でもパソコンで見るようになり、面白そうだなって思って、自分でもやってみようかなって思いました」

やってみたいという漠然とした思いが、やりたいという強い決意に変わったのはいつからだったのだろうか?
「2013年のガールズサマーキャンプに参加した時に初めてバンクに乗って、面白いなと思って、そこでやろうと決意しました。最初は怖くて、バランスも取れなくて難しかったけど、時間が経つにつれ、けっこう乗れるようになって、自分で40km/hで走れるようになりました。車が40km/hで走るじゃないですか、それと同じくらいのスピードで自分が走っていると思うと楽しくなりました。
小林優香さんも同じバレーボール出身で、自分も身長が低い方だったので、大学だと全然通用しないから、バレーボールを続ける気もなかったです。競輪は、身長は関係ないし、自分は太ももも太かったので目指しました(笑)」

児玉 碧衣選手

未来のことを考えると、キツい練習の時でも、キツいという言葉は出てこないんです

「性格は、よく言われるのはマイペース。あとは、あんまり気にしないというかポジティブに捉えられますね」
と、明るさ爆発の児玉は、競輪学校生活も楽しんでいる。いや、苦しいことさえ前向きに捉えているそうだ。

「学校は楽しいです。訓練はきついですけど、でも、終わった後に達成感があったり、その後に友達とたくさん話したりして楽しいですね。
競輪学校入校当初の頃、周回練習が苦手で、自分からペースを上げられないし、ついていくだけって感じで、それが一番つらかったし、やりたくないって思っていました。
でも今は、ついていけるし、キツくても、キツいだけではなくて、その先のことを考えられます。ここで逃げてしまったらガールズグランプリで優勝出来ないとか思いながら走っているから、千切れないし、キツいけど、でも、キツいって言葉が出てこないですね」

学校生活で一番楽しい時を聞くと、元気よくこう答えてくれた。
「一番楽しい時は自習時間が終わった後の自由時間が一番楽しいです。歌番組がある時は、それを皆で見てキャアキャア言ったり、テレビがない時は心理テストの本を皆でやったり、ロビーを使ってだるまさんが転んだとかをしています(笑)。メンバーは、細田愛未、福田礼佳、山口優衣、日野友葵とか。日曜日にたまに外でやったこともありますよ(笑)」

夏帰省後から始まった競走訓練では先行逃げ切りも楽しく臨めているそうだ。
「競走訓練は楽しいですね!最初は怖いなって思ったんですけど、でも、それは重ねていく度に怖いというよりも楽しいという思いが強くなって、この人には負けたくないとか思うようにもなるし、それで、負けた時は自分のここがダメだったとか改めて実感できるところなので、競走訓練は大好きです!」

今の課題は?
「自分は先行をずっとやっていますけど、逃げ切りが出来るメンバーと出来ないメンバーがいるので、その出来ない時のメンバーでどれだけ逃げ切れるかという脚力をもっともっと作っていかなきゃいけないですね。もっと自主練習時間を使って、たくさん自転車に乗っていくことが大切ですね」
最初の頃はスタンディングが不得意だったが、それも自主練習で練習を重ね、苦手を克服した。持っている自分の才能に加え、努力も怠らない。

しかし、児玉がもう一つ克服すべき点に「ケガに気をつける」を加えてもいいかもしれない。
「本当ですね(笑)。事前研修の時からケガして、第1回記録会の前もケガして、競走訓練前もケガして。事前研修の時は自転車に関係なく、お風呂場で転んで、病院で傷をホチキスで7針縫いました(笑)。夏帰省終わって、記録会の前にケガして、その時には肩と肋骨骨折で、痛くて眠れなくて、病院に行ったら『折れてる』って言われました(笑)。バレーボールの時はケガしてないこともないけど、こんなに大きくケガしたことはないんですけどね~。高校3年間で2回くらいしかケガしてないです」
是非、バレー時代と同じくらいケガをしないように気をつけてほしい。

児玉 碧衣選手

賞金女王になりたいです!

師匠は藤田剣次選手、小林優香選手は姉弟子にあたる。同じバレーボール出身でもあり、意識せずにはいられない。

「夏帰省で練習の時も優香さんはすごく強かったです。強い目標が近くにいるので頑張らないといけないですね。優香さんから『頑張れ!でも、負けたくない!!』って、ずっと言われています(笑)」

学校時代からその強さに注目が集まっている児玉だが、プレッシャーやメンタル面は強いのだろうか?
「第1回トーナメントの時でもどうしよう、どうしようってなっていたので、その辺ですね。第2回トーナメントや、卒業記念レースでは、デビュー後に走る時と気持ちなど違うと思うので、そこでは何も気にせずに走りたいと思います」
本人は第1回トーナメントで悩んだというが、その悩みを持ちながら走ったのか、すぐに切り替えられたという。
「迷い過ぎて、着とか色々こだわったら、小さいレースになると思って、とりあえずメンバーとか見て、走っている時に決めようと思って、最初に思ったことをやろうと思いました」
行くと決めて、動くことができた。そこですぐに気持ちを切り替えられるのなら、メンタルは強い方と言っていいのではないだろうか。

目指す戦法は、もちろん先行の二文字。
「先輩たちのレースを見ていて、やっぱり先行はいいなって思いますね。
奥井(迪)さんがデビューしてから強くなったと聞きましたし、先行がすごいので。第1回トーナメントの時に大川先生から『今日の児玉のレースは奥井だったら逃げ切れていた』って言われたので、もう(気持ちに)火をつけられました(笑)」

目標は?と聞くと
「ガールズグランプリで優勝して、賞金女王になりたいです!」
と言った。

「入学してから、ガールズケイリンの事を校長先生や教官に教えていただき、ガールズグランプリを優勝することはすごいことなんだって思って、だから、優勝したいですね。
この年齢で稼げるのはすごいことだと思うし、自分も勝って有名になったら会えるんじゃないかと思って、自分は有名人と会いたいんですよ!(笑)」
と、ちょっとミーハーな面も見せながら、ガールズグランプリへ出場ではなく、優勝と言い切るこの心の強さも気になったポイントだ。過去の選手を見ても、強い意志を持った選手はやはり強くなっている。

「ファンの皆さんへ、先行力を学校で磨いて、デビューしたら先行で逃げ切って優勝できるように頑張るので、応援よろしくお願いします!」

児玉 碧衣選手