プロデビューを目指す競輪学校生徒サイト

生徒インタビューレポート 福田 礼佳(108期)

2015/01/26

福田礼佳選手

高校3年間はずっと進路を競輪学校に決めていました

父(祐治・54期引退)、祖父(明・期前引退)、祖母(恵津子・期前引退)、叔父(陽生・49期引退、匡史・59期引退、篤司・66期引退)、従兄弟(拓也・100期)が選手と、競輪一家に生まれた福田礼佳。
「小さい頃は、テレビでお父さんが走っている時とか、『お父さんが走っているよ』って言われて、どれがお父さん何だろうと思いながら見ていました。お父さんが競輪選手ということは自慢だったけど、小さい時は自分で自転車に乗ろうとは思っていませんでしたね」
と、幼少の頃はまさか自分が選手になるなんて思ってもいなかったそうだ。しかし、転機がおとずれる。高校入学時にちょうどガールズケイリンが始まった。そのことをきっかけに選手を目指した。
「高校時代に自転車競技部だったんですけど、入部した頃にガールズ1期生がデビューしていたので、おじいちゃんに『ガールズケイリンに入るのか』って言われて、あるならやる!って思って、高校3年間はずっと進路を競輪学校に決めていました。
たまたま志望校に落ちちゃって、その滑り止めで受けた作新学院で、部活が強い学校だったので、これは部活に入らないともったいないと思って、自転車競技部に見学に行ったんです。でも、皆がすっごく辛そうで、これはやばいな~って思って、やめようかなって思っていたら、顧問の先生に『明日は体育着を持って来い』って言われて、『はい・・・』って返事しました(笑)。そこから入部届けも出してないけど、3年間やり抜きました(笑)。そのおかげでここまでこれましたね!」

高校時代は、2年の全国高校選抜大会・女子ケイリン3位、3年のインターハイ・女子ケイリン優勝と輝かしい実績を持っている福田。
「いやー、インターハイは自分でも優勝出来ると思ってなかったんです。いつも三宅玲奈ちゃんが1位で、鈴木奈央ちゃんも強くて、選抜大会では3位だったんです。その前の年は2位だったのに、新しい子が入ってきて3位になっちゃったって思っていて、これはダメだなってインターハイの時は思っていたら、奈央ちゃんがずっと外を走っていて脚を使っちゃったみたいで出ていけなくて、これはチャンスだと思って駆けたら、優勝することが出来ました」

福田礼佳選手

ダッシュ力をつけたい

競走訓練の得意なパターンは何だろうか?
「強い人の後ろについて、最後の半周で、前の人の疲れた時に脚をためておいて、一気に駆けるのが今のパターンですね。
訓練の最初の頃は動けなくて、いつも最終4コーナーから追い込みで脚使って届かず終わっていたんですけど、なんか1回駆けたら、これはいけるって思って、インターハイと一緒だなと思いました」

今の課題を聞いてみた。
「持久力がすごく落ちました。体重が増えたせいかもしれないけど、すぐに疲れちゃって、持久力がないのかなと思いはじめています。たぶん、踏み方が変わって、引き脚が出来なくなったみたいで、ずっと踏みっぱなしだから、脚にすぐにきちゃうんですよね。競走でも、それをやるときついので、きれいにペダリングをすることを心がけてやっているけど、いかに脚をためられるかが課題かなと思います」
競走において大事な場面で脚を残しておくことが必要だからだ。
それと、ダッシュ力を元に戻していくことも課題の一つだそうだ。
「1000mTTのタイムは伸びてはいるんです。最初の時の1ヶ月に1回測定を行っていた時は、いつも1分26秒くらいだったけど、卒業認定の時は1分18秒が出て、8秒縮めていて、伸びたなって思いました。乗り込み期の時も、持久力もないし、絶対に下がったなって思っていたけど、18秒台だったので良かったです。ドームだったのもあるかなとは思いますけど。
200mFDは、試走記録会の時に12.82で3位だったんですけど、そこから1回も12.8台が出ていないんです。皆、試走記録会から上がっているのに、自分はあんまり変わっていないので。地脚がついてきていているのもあるとは思うけど、でも、自分の戦法的に地脚よりダッシュ力が欲しいですね」

話は変わって、競輪学校で楽しい時は?
「日曜日ですね!それか、訓練の終わった瞬間がたまらないですね!(笑)
家にいる時は、部屋からあんまり出ないんですよ。部屋でゲームしているか、DVD見るか、ケータイをいじっていたんです。今はどれも出来ないですからね(笑)。最初はどうやって過ごしていいかわからなかったんです。それが変わって、今は食べちゃうんですよ。また太っちゃうなって思って。夏帰省から5kg太っちゃいました。入校して8kgやせて、そこから5kg増えたんですよ(苦笑)」
環境の変化が現れてしまったが、体重の変動は走りにもつながるので悩みどころだろう。
悩めるのはそこだけでない。高校時代ずっと練習していたのが宇都宮で500バンクで、特に競輪学校の400バンク、特に33バンクに慣れていないところや、セッティングを変えたりと試行錯誤しているが、それで乗り方も変わってしまったそうだ。その様々な悩みを乗り越えていって欲しい。

福田礼佳選手

デビューまでに実力をつけていきたいと思います

デビュー後はどんな選手を目指しているのだろうか。
「もうデビューしている先輩たちが強いですからね。今の先輩たちに追いつくにはダッシュをつけるしかないので、デビューまでの時期に頑張って、ダッシュを戻していきたいです。地元では梶田舞さんらにも一緒に練習させてもらっているので、デビュー戦は1着を狙っていきたいなと思います」

ガールズグランプリ2014覇者の梶田と一緒に練習出来ることは大きいだろう。
「大きいですけど、舞さんのレベルが違い過ぎますね(苦笑)。
以前、父がバイク周回を引っ張ってくれたんですけど、最後、時速65kmで行って、私はムリだーって、千切れてしまったんですけど、舞さんはそのままバーってついて行って、最後はバイクも抜いていきました。見ていて『ウソでしょー』って思いました(笑)。舞さんは自分が高校1年の時から知っていますけど、その時に比べてもうレベルがさらに上がっていますね。でも、舞さんに追いつけば、他の人に負けないようになれると思うし、頑張りたいですね」

卒業後は、地元で父親に練習を見てもらうそうだ。
「父に頼みたいですね。父に色々と聞いているので、やるだけやっているんですけど、うん、高校の時に比べたら総合的には上がっていると思います」
父親に練習を見てもらえることは他の人に比べても優位な点だろう。
総合的に上がっているということは、今は土台が出来ている最中ということだ。
尊敬する梶田に続く選手になれるか、今後に期待したい。
「車券を買ってくださる方の期待に応えられるように、それまでに実力をつけていきたいと思いますので、応援よろしくお願いします」

福田礼佳選手