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生徒インタビューレポート 尾崎 睦(108期)

2014/11/10

尾崎 睦

ビーチバレーからガールケイリンに

「前回生の金田さんが転向するというのを聞いて、それで、そういうのもあるんだなって知りました」
尾崎睦がガールズケイリンを知ったきっかけは、以前、ビーチバレーでチームを組んでいた金田洋世だったそうだ。
「でも、最初は自分ではなろうと思わなかったんです。けど、ビーチバレーの冬場のトレーニングをトレーニングジムでやっていて、そこのジムに競輪選手の方が何人かいて、それでパワーマックスとかワットバイクの練習を取り入れ始めたのがきっかけというかですね。(最初は)ビーチバレーのためにやっていたんですけど、どんどんワットバイクで数値が出せるようになっていって、それで稼げるっていうのがあって、ちょうどいいきっかけというか、ガールズケイリンが始まったばっかりだっていうのもあって、やってみたいなという気持ちになり、チャレンジしました」

ガールズケイリンを目指すと両親に告げた時はやはり驚かれたそうだ。
「最初はびっくりしていたんですけど、その時はビーチバレーをやっていたので、ビーチバレーの契約もあったし、お世話になっている人もいたので、そのシーズンはしっかりやり切れって、その後に目指すなら応援するって言ってくれて、私がやろうとすることは応援するって言ってくれました。ビーチバレーの時には稼げなかったので、もうちょっと大きなお金を稼げるので、しっかり頑張って、賞金を稼げたら、親孝行したいですね」

だが、ガールズケイリンを目指した動機は賞金ではないそうだ。
「どちらかというとこの世界で一番になりたいというのが大きいですね。
早く走れるようになったら、それでお金がもらえる。やっぱり、プロの世界なので、お金っていうのは周りからの魅力でもあると思うし、しっかり稼げるようになって、どんどんアピールして、良い世界だなって思ってもらえるようになるというのは選手になったら役目だと思うので。それで、しっかり稼いで良い車に乗りたいですね(笑)」

尾崎 睦

負けず嫌い

長所と短所を聞くと、ひと言ズバリとこんな答えが返ってきた。
「どっちにしても負けず嫌いなところですね!
親に『昔から頑固だった』って言われます。自分がこうって決めたら、親が何を言っても曲げない、ずっと玄関で3時間粘っていたって言われます(笑)」
その負けず嫌いは今も走りに表われるそうだ。

「小さい時は転勤が多かったんで、千葉、愛媛で、平塚と引っ越しました。小学3年から平塚なんです」
その平塚で、ビーチバレーに出会い、ガールズケイリンに出会った。これは運命だったのかもしれない。
「色んなことが重なって、師匠にも出会えたし、その辺は大事にしたいと思います」

目標を聞いてみた。
「師匠(渡邊秀明さん)と金田さんと一緒に、3人で開催に出るのは、小さな夢の一つです」
大きな目標はグランプリ優勝だそうだ。いつまでにグランプリに出場したいか聞いてみた。
「理想はデビューした年に、小林優香さんみたいになりたいですね。でも、やっぱり今の自分の実力だと難しいと思うので、練習して、少しでも近づけるようにしたいです。1年でも早くグランプリに乗って、優勝したいですね」

尾崎 睦

競走訓練

記録会では、ほとんどの種目でトップにいる尾崎。夏季休暇後から始まった競走訓練でも、目標を持って取り組んでいるそうだ。
「タイムは自分が一番出していたので、競走訓練が始まって、『やっぱり勝たなきゃいけない』という思いはすごいあるけど、でも、先生方、校長先生に『今勝つよりも、デビューしてからしっかり勝てるように。勝ちにこだわるのも大事だけど脚をしっかりつけられるようにしよう』って言われて、勝ちたいけど、勝ちに行く中で、しっかり自分の先を見たレースをしています。
先行して逃げ切れる選手が一番強いと思うし、今、デビューしている選手が相手になるので、学校の間で先行して逃げ切れないと、デビューしても通用しないと思うので、それを頭においてやっています」

今の課題は?
「トップスピードをあげて、そこからの持久力がないですね。それには体力だったりペダリングだったりいうのも必要だと思うので、どうしたら競走で1周半逃げ切れるかを考えて走っているんですけど、まだまだ逃げ切れないですね。
経験も必要だと思うし、どこで踏み直すとかもあると思うし、ずっと踏みっぱなしは出来ないと思うので、流せるところは流したりとか、先輩から教えてもらうんですけど、そこがまだわからなくて、ずっと踏んでいることが多いんですよね。そういう基礎の中から、出来てないところは競走にも出てくると思うので、基礎をしっかりやっていきたいなと思います。でも、難しいですね。気持ちという面も大きいと思うし、体調というのもその日その日によっても違うし、でも、どんな時でも『自分は逃げ切るんだ』という強い気持ちを持って、ここから駆けていく、・・・葛藤はありますけど、そこは決めていることなので、最後までやり通したいと思います」

108回生だけでなく、既にデビューした先輩たちを想定した走りもしているのだろうか。
「デビューしている人を想定してというのをゆくゆくはしていきたいと思っています。今は自分の脚を出すことを重視しています。レース展開よりまずは自分がどこまで逃げ切れるかとか、自分の可能性を知るというか、やっぱりやっていかないとわからないことなので、どんどんやっていって、失敗する中でも、これが出来たとか、ここまで出来たとか、そういうことを積み重ねていくことが大事だなと思います」

尾崎は今、存在感ある選手を目指し、練習に励んでいる。
「今、トップでいる選手の人たちに早く、その中で走って、この人と一緒に走るのはイヤだなって思ってもらえるように、早く覚えてもらえるようになりたいです。
そして、ファンの皆さんに、デビューした時には『尾崎は面白いな』と思ってもらえるように、練習して頑張りますので、応援よろしくお願いします!」

尾崎 睦