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生徒インタビューレポート 溝口 香奈(108期)

2014/11/21

溝口 香奈選手

自転車は見るのより、やった方が楽しい

溝口香奈のスポーツ歴は、高校時代は硬式テニス部、大学時代はアイスホッケー部に在籍していた。
アイスホッケーは社会人になってからも少しの間続けていたが、時間がなくなって辞めてしまった。
その溝口がガールズケイリンを知ったのは仕事の関係だった。
「就職した会社が競輪関係だったんですよ。公営競技の写真判定をしている日本写真判定にいました。大学が写真学科の卒業だったので、日本"写真"判定って名前に惹かれて行ってみたら、現像希望だったのに、映像に回されました(笑)。それで、ガールズケイリンの1期生を見て、知りました。
募集の時はあまり興味がなかったんですけど、ガールズサマーキャンプがあることを知って、友達と行ってみようかってノリで行ってみて、自転車は見るのより、やった方が楽しいと知りました。それで『ガールズケイリンやります!!』『仕事辞めまーす!』って(笑)。そうしたら、社長が応援してくれました」
その行動力に驚かされる。

そこから奈良の開催指導員をしている中川武志に師匠になってもらい、本格的に選手を目指した。
「一番プレッシャーかかったのは試験の時でしたね。会社にお世話になりながら、落ちたらどうしようっていうのがすごいプレッシャーだったけど、受かって良かったです。
応援されると、緊張するかと思ったけど、でも、奈良記念でチースプとかやらせてもらった時も、知り合いも応援に来てくれたけど、それが力になったと思います」
この本番に強いメンタルは選手に向いていると言えるかもしれない。

溝口 香奈選手

小っちゃい分、考えて走らなきゃ

競輪学校に入って半年以上が経ち、競走訓練も始まっているが、溝口はどんな走りをしているのだろうか。
「成績はバラバラなんですけど、まだ自分の力が見えてないというか、脚質が見えてないですね。もう先行型の脚じゃないのはわかっているんですけど、自力を増やしていきたいと思います。
今は残り半周から行けば勝てたり、良い着を取れたりしているんですけど。もう残り1周から動くと2着、3着ですかね。もう残り1周半だとケツあたりですかね。1周半から行ってもブッ千切れはなくなってきたんですけど、段々もがける距離が長くなっていけば楽しいかなと思います」

今の課題は何なのだろうか?
「先生からも言われるんですけど、もう少し脚をつけろと言われます。先行しても千切れない脚がついてきたので、次は接戦出来るくらいの脚をつけていきたいと思っています。
元々、ずっと乗り込む練習中心でやっていたんで。学校に入る前から、奈良でも、バンク100周とかやっていたので、もうハムスターみたいバンクをクルクル回っていて(笑)、なので、ついていくことはついていけるんですけど、そこからどう捲っていくかですね」
ついていく脚はあるが、組み立てはまだ未熟な面もあるそうだ。
「スタートで後ろ取って、そこからピョって行けるんですけど、前を取った時はどう動いていいかわからないです。後ろからだと前が見えるので良い着を取れるんですけど。脚を使わなくていいから前を取った方がいいらしいんですけど、だから前からの方が勝てるのかなと思いますけど、でも、あんまりわからないので、経験を積み重ねたいなと思います。
この子はこう動くからという予想はだいたい合っているんですけど、それについていく脚がないんですよね。予想は出来ているので、脚がついていけば、もっと勝てるようになるのかなと思います」

他の生徒より、日本写真判定時代からレースを見てきた数は抜き出て多い。それが役に立ってくるかもしれない。
「そうですね、審判Vをやっていたので、男子も女子もですけど、新卒から競輪のレースはずっと見てきました。でも、自分が実際に前を取った時はわからないんですよね。誰がここで仕掛けてくるっていうのはわかるようになってきたんですけど、どう動いていいかが。まぁ、何パターンしかないんですけど、飛びつくか、合わせるか、あと、来なければ自分で仕掛けるかとか、脚があればいいんですけどないんですよ(苦笑)。最近は、メンバーを見ただけでもだいたいわかるようになってきたので、それでどう勝つかですね」
だが、脚をカバーして、上手く戦略で勝つことも競輪の魅力の一つだ。
「そうですね、特に私みたいに小っちゃいと考えるしか勝てないので。どれだけセコいって言われても勝てればいいかなって、自分も生活がかかっていますからね(笑)」

溝口 香奈選手

競輪学校でお茶タイムの楽しさを知りました

溝口の趣味は何だろうか?
「全然アクティブじゃないんですけど、最近はビーズで何かを作ったりしています。誰とも係わらずにこうポチポチっとやっています(笑)。今はこんな小さい鳥を作っています。本当はアクセサリーとか出来たらいいけど、高いんですよ~(笑)」
それはデビューしてからの楽しみに取っておこう。
「はい、余裕が出来たら作りたいですね。何かあれば精神集中でやっていると思います。イヤなことも忘れられますから、こうポチポチやっていると(笑)」

そんな溝口にとって学校の中で一番楽しい時間を聞くと、こう答えてくれた。
「やっぱり夜の8時から8時50分ぐらいですね(笑)。でも、その間に洗濯物して、畳んだとかしないといけないですけど、それ以外の時間は楽しいです。
今までお菓子は食べてなかったんですけど、この学校に来てから食べるようになりました。コーヒーも飲むようになって大人になりました(笑)。アメリカンならブラックもいけるようになりましたね~。というわけで、やっぱり楽しいのはお茶の時間と寝る前ですね」

デビューに向けて力をつけていきたいです

まずの目標は7月に優勝を飾ることだそうだ。
「自分の誕生日が7月なので、20歳台の最後に優勝出来たらいいな~~と思います。そこで終わりじゃないですけど、節目に飾れたらいいですね。
それから、自力のある選手になりたいと思っています。先行出来る選手には全員憧れています、自分がないので(苦笑)。ないものを持っている人に憧れます」
今、足らないとわかっているからこそ憧れる。だが、自力で動ける脚がついた時に大化けしそうな期待が溝口には持てる。インタビュー中も笑いを入れてくる溝口、色んな意味で楽しみな存在だ。

最後にファンの皆さんへメッセージをどうぞ。
「応援してくださる方のために、学校で力をつけて、デビューに向けて力をつけていきたいと思います!」

溝口 香奈選手