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生徒インタビューレポート 濱田瞳

2014/03/28

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心身ともに成長できたと実感しています!


競輪学校に入学して1年。106回生の中でも自転車競技歴は長く、高校から大学まで続けている濱田は、そう振り返る。
「私は青森出身で、地元は田舎なので、外ではよく遊んでいましたね。自転車も乗り回していた、ごくごく普通の田舎モノでした(笑)。小学校1年から中学3年までは剣道をやっていましたが、剣道は、2人の兄がやっていたので、私もとりあえずやれみたいな感じで。とくに思い入れもなかったし、新しいこともしたいと思っていました」

そして高校で自転車競技と出会う。といっても、第一歩は意外な形でのスタートだった。
「高校は青森商業高校。自転車競技を始めたのは、すごくたまたま。入学してクラスの担任の先生が自転車競技部の顧問だったんです。やりたいことも他になかったのもあって、最初はマネージャーとして部に入りました(笑)。でも、顧問の先生は、力がありあまっていたのが分かっていたんだと思います。それで、2年目に『乗ってみないか』と。それ以来ですね。もともとスポーツが好きだったので、乗るたびにタイムが上がっていくのが最初はすごく楽しくて、はまっていった感じです」

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楽しさを覚えた自転車競技をとにかく続けたかった。

顧問の先生が法政大学のOBだったこともあり、法政大学に進学した。
「高校のときは、地区大会、東北大会に出て、一回だけ全日本の大会も走らせてもらいましたが、あとはパッとしませんでしたね(苦笑)。でも、続けたかったし、顧問の先生がOBだったので、法政に進みました。大学3年の終わりから、法政の体制が変わって、OBの方がいろいろやって下さるようになり、監督も変わって、再出発という感じになったんですけど、それからまたすごく楽しくなったんですよね。競技生活で一番楽しくて、これは続けたいなと思いました」

ここまで来るとガールズケイリンへの参戦も自然の流れと言えるだろう。
「そうですね。高校大学と自転車競技部に所属して、いろいろ学ばせていただいたので、その経験を100%活かしたかったのでガールズケイリンに行こうと決めました。大学は今、3年生で休学していて、まだ卒業していません。(競輪学校を)卒業してから、また大学に行けたらいけたらいいし、問題はないですけど、競輪に集中したいなという気持ちもあって。器用だと思いますね、増茂さんは(笑)」※増茂るるこ選手は102期の女子大生レーサー。

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自転車競技の経験値は十分。

だが競輪学校での一年は、驚きの連続だった。「周りの人がアスリートばかりですからね。自分は自転車しかやっていなかったし、運動能力的には普通なので周りの人のパワーにびっくりしました。成長力もすごいです。自分は地道に、一歩一歩でした。ウサギとカメではないですけど(笑)。練習量は今までと比べ物にならないくらい。大学ではロードは乗っていましたが、トラックの乗り込みは初めて。最初は、こんなに!と思いました(笑)。目に見えて体脂肪が減りましたし、夏帰省で帰ったら、みんなに『痩せたなー』と言われました。あとは、集団生活が初めて。改めて自分は自分、他人は他人という区別がつけられるようになりましたね。今までは周りの人に流されることが多かったんですよ。でも集団だと流されてはきりがない。『自分』が出来てきたと思いますし、そこが一番変わったかもしれないですね。やりたいこともはっきりと見えてきました」

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課題は本当に一杯あります

今、着手しているのはフォーム修正とダッシュ力の強化だ。
「ずっと自分は短距離タイプだと思っていたんですけどね(苦笑)。周回練習も大変ですけど、ダッシュに付いていけないことが最初は気持ち的にきつかったです。教官にもフォームが前傾しすぎだと言われています。ウエイトトレーニングはベンチプレスをけっこうやっていますが、まだあまり上げられないです。シッティングからのダッシュも強化しようと思いますし、使う筋肉もまだ分かっていないので、課題は一杯、本当に一杯あります」

学校生活では、過酷なトレーニングの反面、こんな楽しみもあった。

「ごはんですね(笑)。毎日のご飯、朝昼晩が楽しみで、そのために頑張ってきました(笑)。朝ご飯食べていながら、昼ご飯は何だろうなーと思っていましたから。とくにチョコレートとパンが好きなんですけど、魚介も好きだし、肉も好きで、もう何でも好きです(笑)。ご飯は、カロリーを気にしなければ、制限なく食べ続けてしまうので、多めに貰わないようにしています」

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地元愛

とくに青森はおいしいものの宝庫だ。「青森といえば、りんご。あとは海産物ですね。冬帰省のときには「けの汁」も食べました。本当においしいです! ねぶたも大好きだけど、大学に入ってからは行ってないんですよね~」と魅力を語りだしたら止まらない。そしてプロレーサーとして、その地元を盛り立てたいという思いも強い。

「師匠は支部長の高谷雅彦さん。高谷さんは優しいので、逆にもっと厳しくしてほしいくらいです。いまのところは師匠と兄弟子の佐藤和也さんの3人で練習しています。青森競輪場はちょっと遠くて、交通の便が悪いですが、貢献していきたいです。青森競輪場から青森を盛り上げたいと思っています!」

選手になってからのイメージもしっかりと構築している。女性ならではの人生設計もしっかりとそこには組み込まれている。

「ビッグレースの常連になりたいので、そこを目指しています。でも、消極的なレースはしたくないので、自分で動いてもしっかりと着に残れるような脚は作りたいと思っています。3年以内に常連になれれば。結婚もしたいですし、こどもも欲しいですからね」

最後に読者へのメッセージを聞くと、地元愛にあふれた答えが返ってきた。

「これからも日々、精進しますので応援してください。そして、ぜひ青森に来てください!」