日本競輪学校中根教務課長講評
「滝澤校長指導のもと、乗り込みを中心に適性組5名、技能組31名を1年間教育してきました。卒業記念レースを迎えるにあたり、一番大事な時に競輪学校も大雪に見舞われてしまい、膝上くらいまで雪で、バンクが使えない状態の中での訓練になりました」 |
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在校1位:野口大誠
「1位にはなりたいとは思ってましたけど、本当に1位になれるとは思ってませんでした。父からは校長先生のもとでしっかりやってこいと、一つでも多く学んでこいと言われました。(目標は成田和也選手)大学在学中に何度か練習させてもらう機会がありまして、その時に、成田先輩の練習に取り組む姿勢ですとか、レベルの高さを肌で実感して、SSの人はこんなに力があるんだと実感したので、成田先輩を目標にしています。(大学中退は)自転車競技を大学4年間やりきりたいと思って4年まで在学していました。休学して選手になろうかと最初は思ったんですけど、そんなに甘い世界じゃないなと思って、中途半端なことをしていたら上にはいけないかと思ったので、競輪界で頑張ろうと思い中退しました。デビューしたら、九州には偉大な先輩がたくさんいるので、1日でも早くその先輩たちの前で頑張りたいと思っています」 |
在校2位:畑段嵐士
「高校から自転車競技をやっていたんですけど、高校はロードが中心で、高校から選手に憧れていたけど、なれると思わず、大学で短距離を走って、それで目指したいと思いました。初めは慣れない生活に苦労したんですけど、後半は生活のリズムにも慣れて、練習できたと思います。ダッシュが自分のアピールポイントだと思います。デビューしたら、京都には強力な自力選手がたくさんいるので、追いつけるように頑張っていきたいと思います」 |
在校3位:鈴木豪
「競輪選手になることは高校、大学と意識しておらず、大学院まで決まっていたんですけど、自分の進む道はここじゃないなと思って、兄のレースを見て、カッコイイなと思い、憧れからこの世界を目指しました。兄からは1年間頑張ってこいと言われました。デビュー後は茨城登録になるかと思います。自分も脚質はダッシュタイプだと思います。デビュー後は、早く兄に認めてもらえるような自力選手になりたいと思います」 |
在校4位:石塚輪太郎
「高校を卒業して、自転車と大学と迷ったんですけど、自転車を選びました。自転車経験が浅いので、どこまで通用するかなと思ったんですけど、記録会でもある程度の記録を出せたので、学校一年振り返ってよかったなと思います。(フランソワ・ペルビスを目標にしたのは)やるからには世界一を目指そうと思って、今の世界一はペルビス選手だと思うので、目標は高くペルビス選手にしました。自分はスプリンターなので、ダッシュを活かして、カマシ先行や捲りなど自分の長所を活かしてレースをしていきたいと思います。デビューしたら、自転車競技にも興味があるので、両立できる選手になりたいと思っています」 |
在校5位:會澤龍
「小学校から競輪選手を意識していました。瞬発力を鍛えるように、中学校は陸上を頑張りました。高校の先輩には早坂秀悟さんや菅田壱道さんがいます。菅田さんとはよく一緒に練習させてもらっています。この一年は、タイム的には出てないけど、自分なりの考えた練習はできて、それに関しては満足していて、ダッシュ班に選ばれたのもよかったと思います。師匠の関戸努さんは大学の監督もやっていて、それで師匠にもなってもらいました。デビューしたら、早くS級に上がって、宮城を代表する先行選手になりたいと思います」 |
在校6位:清水裕友
「山口国体にあわせて、小学生の時に選手育成の目的で自転車教室があって、そこで競輪を知り、競輪選手になりたいなと思いました。小学、中学2年までは柔道と両立してやっていたんですけど、中学3年の時くらいから自転車一本でやっています。競走訓練は自分なりに考えてやっていたけど、自分の思い通りにならないことが多くて悩んだりしたけど、振り返ってみると充実した一年間でした。デビューしたら、中国地方はS級で活躍している先行選手が少ないので、自分の先行で、後ろの先輩たちに信頼してもらえる選手になりたいです」 |
在校7位:高橋信貴
「自転車は、高専4年生の時に趣味でロードバイクを始めまして、大学3年の時に競輪選手を目指そうと思いました。趣味でやっていたロードのチームに、師匠の小林信晴さんがいて、とても楽しそうだったので、それに憧れて目指しました。練習仲間の金子貴志選手や深谷知広選手は一緒に練習していても、練習に取り組む姿勢もとてもすごくて、全てに憧れます。深谷選手のような先行力を持った選手になりたいですね。デビューしたら、深谷選手の前を走れる選手になりたいです」 |
適性1位:岸川哲也
「大学を卒業してから中学校の教員をしていたんですけど、競技大会に引率で生徒を連れて行っている中で嬉しい反面、まだまだ私もできるんじゃないかと思い、友人が競輪をやってましたので、それで自分もと思い、目指しました。親には大反対をされましたけど、自分は言ったら聞かない人間なので、折れた感じです。入学前は、自転車経験も浅いのでやっていけるか不安でしたけど、教官の先生方に暖かく指導していただいたり、両親も身を案じてくれたり、色んな形で支えてもらい、無事ここまでこれたと思います。デビューしたら、ベテランの先輩方に信頼してもらえるような選手に一日でも早くなりたいと思います」 |